<課題研究>
大阪大 第2回国際公共政策コンファレンス 参加
The 2nd International Public Policy Conference
2016年4月16・17日 | 大阪大学
April 16・17, 2016 | Osaka University
大阪大学国際公共政策研究科・全学教育推進機構高大連携オフィス主催「第2回国際公共政策コンファレンス」において、国際文化科3年生の2人が、2年生で行った課題研究の成果を発表しました。発表の後、国際公共政策研究科の教授や大学院生から講評・質問をいただきました。
このコンファレンスは、大阪大学豊中キャンパスにおいて行われました。本校からは国際文化科3年生の松岡さんと中島さんが参加し、2年時に行った課題研究「探究」の成果をプレゼンテーション形式で発表しました。
初日の分科会で、松岡さんは「貧富の差とフェアトレード —真にフェアなトレードとは」、中島さんは「ファストファッションを支える下請け工場の実態—指摘を受けて改善はどうなされたか?」というタイトルで発表しました。それぞれ発表後に大阪大学国際公共政策研究科教授の松繁教授から指摘や質問を受けました。「修士論文の指導レベルで質問をするよ」という予告通りの厳しい質問がなされましたが、ふたりとも言葉を濁すことなく堂々と答えていました。
松岡さんは、「自分では気づかなかった、主張の一貫性のなさを指摘され、自分の考えをまとめるのがいかに大変かを痛感しました。」と、中島さんは、「資料として使ったNGOの主張の信憑性を指摘され、論文を書く際には裏付けをしっかりとしなければいけないということを再認識しました」、また、「懇親会では大阪大学国際公共政策学科で学ぶ千里高校の先輩とお話しでき、将来に向けてのアドバイスをいただくこともできました。」と感想を述べていました。
発表には、千里高校の他に、岡山・兵庫・埼玉・京都・千葉・長野・東京・愛媛から10の高校の学生が参加しました。
2日目の代表発表後には、国際公共政策に関する大学の先生による講演やパネルディスカッションがありました。他校生の発表と研究者の先生方から聞いた最先端の情報から、我々「探究」を指導する教員も多くの刺激を受けました。今年度の指導に活かしていきます。