<特別プログラム>
SGH夏季Glocal Fieldwork研修
Glocal Fieldwork Summer Seminar
2018年7月31日~8月2日
July 31~August 2, 2018
地元大阪にある国際問題を知るため、とよなか国際交流協会・コリア国際学園・大阪茨木モスクを訪問し、お話をうかがいました。全体を貫くテーマとして国際人権について学習し、最後にグローバルリーダーが持つべき資質とは何かを考えました。 In order to learn about global issues in Osaka, students visited Association for Toyonaka Multicultural Symbiosis, Korea International School and Osaka Ibaraki Mosque. They also learned about International Human Rights as the main theme of this three-day seminar and thought what abilities Global Leaders should have.
~日本・大阪(地域社会)における多様性について学び、国際社会の一員になるには何が必要なのかを感じ・考えよう!~
今年度も初日は、とよなか国際交流協会を訪問しました。
この日のプログラムは…
2) ヒューライツ大阪職員の紹介と3日間のプログラム・趣旨の確認
3) グループ討議&講義「国際人権とはなんですか?」
4)「とよなか国際交流協会」ってどんなところ?
①協会の事業を展示物を通して調査!
②外国にルーツをもつ高校生との質疑応答
5) 今日のふりかえり
でした。
1) アイス・ブレーキング
まず、「自分の呼んでほしい名前」と「好きなこと」を全員が順番に話したあと、順番を変えて隣の人の名前と好きなことを思い出して言う関心力?と記憶力が試されるゲームを行いました。
次に、グループに分かれて①メンバーの外見の共通点、②好きなことの共通点、③今やっていること/来年やりたいこと、④グループの名前を話し、共有しました。グループはクラス混成なので初対面の人もいたはず。初めての人と力を出し合って作業をするのも大切なことです。
2) ヒューライツ大阪職員の紹介と3日間のプログラム・趣旨の確認
このプログラムは、企画・手配・運営を一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(愛称:ヒューライツ大阪)にお手伝いいただいています。ヒューライツ大阪は、人権情報の発信・普及・教育をしている団体です。スタッフの朴さん、キムさん、亀谷さんから、これまでの経歴を中心に自己紹介をしていただきました。プログラム全体の紹介のあと、趣旨が確認されました。
3) グループ討議&講義「国際人権とはなんですか?」
まず、ヨーロッパ評議会企画・福田弘訳『コンパシート【羅針盤】子どもを対象とする人権教育総合マニュアル』所収のアクティビティー「新しい大陸に向けた航海―何を船外に投げ捨てますか?」を行いました。(英語版はこちらから閲覧可能→http://www.eycb.coe.int/compasito/chapter_4/4_27.asp)欲しいもの(wants)と必要なもの(needs)を区別すること、needsの中にも生存のため、発達のため、自由・平等・民主主義のために必要なものがあることを感じられる活動でした。
この後、国際人権の歴史的な流れと国内法との関連について講義がありました。
主な内容は…
- 世界人権宣言(Universal Declaration of Human Rights):国際的に守るべき最低限の人権をまず国連決議として宣言した。(1948年採択。以下同じ)
- 国際人権規約(社会権規約・自由権規約): 18年後についに多国間条約として採択した。(1966年)
- 個別の課題に対応する条約:人種差別撤廃条約(1965年)・女性差別撤廃条約(1979年)・難民条約(1951年)・子どもの権利条約(1989年)・障害者権利条約(2006)も制定されている。
- 条約は、憲法より下位だが、法律よりも上位。条約の批准に伴い国内法が整備されてきた。例えば人種差別撤廃条約により、合理的な理由がない限り外国人に対する差別的な扱いは撤廃すべきものとなった。
4)「とよなか国際交流協会」ってどんなところ?
①協会の事業を展示物を通して調査!
協会事務局長の山野上隆史さんから協会の概略を紹介していただいたあと、協会の活動に関わる在日外国人の状況について○×クイズが渡されました。そして3、4人のグループで館内をまわって展示物・掲示物・資料から答えを見つけるように指示を受けました。約20分の探索ののち、解説をしていただきました。
②外国にルーツをもつ高校生との質疑応答
センターの利用者でもあるネパールから日本に来た二人と中国から来日した一人の高校生から話を聞きました。三人とも東淀川高等学校の2年生です。親御さんの仕事の都合で来日し、中学2年生に編入、来日外国人の枠で高校を受検・入学したとのことでした。本校生のためにネパールの写真や中国語についてのクイズを用意してくれていました。また、質問に答えて、初めは言葉に苦労したこと、高校での授業の様子、母国の学校の様子、将来の希望などを話してくれました。
リクエストに答えて、ネパール語で本校生の名前も書いてくれました。写真は二人の名前です。横棒を引くことで一つの語の塊であることを示すそうです。この写真では姓と名です。
5) 今日のふりかえり
最後に、今日新しく知ったことと疑問に思ったことを付箋紙に書いて振り返りを行いました。十分に時間が取れなかったため、グループごとに大きな紙に貼ってまとめ、最終日に見直すことにしました。
2日目のプログラムは…
2)大阪茨木モスク訪問
①モスクの指導者イマームのお話
②モスクに通うエジプトからの留学生2人のお話
3)コリア国際学園(KIS)について知る&在校生の思いと経験に学ぶ
①卒業生・佐藤芙優子さん(Fiji留学、写真展、大学での活動)
②KIS+千里高校の高校2年生(哲学カフェの活動の紹介)
③交流会
4)今日のふりかえり
でした。
1) イスラム教入門
まず、大阪モノレール豊川駅で集合し、徒歩でコリア国際学園に向かいました。そして、音楽室を貸していただき、イスラム教の基礎知識を学びました。講師は、とよなか国際交流協会職員の山根絵美さんです。
山根さんはドイツへの留学時に移民の存在を意識し、その後9.11同時多発テロの際に移民の多くを占めていたイスラム教徒が批判の的とされる事態を経験されました。その中でイスラム教についての関心が強まり、研究を始められました。
お話の主な内容を引率教員のメモから紹介します。
- 世界のムスリム人口は約16億人で、4人に一人の割合(2013年の推計)。
- 人口上位は、インドネシア・パキスタン・インド・バングラデシュで、68%はアジア。
- イスラームとは、アラビア語で、唯一神アッラーに帰依することを意味する。
- 社会のあらゆる面で、天国に行くために何をすべきかを細かく決めている。つまり、信仰と日常の生活が密接に結びついている。
- イスラーム圏での共通の挨拶「アッサラーム・アライクム」は、あなたの上に平和をという意味。
- 六信とは、唯一神・天使・諸啓典・預言者・来世・定命。諸啓典には、コーランの他に旧約聖書と新約聖書も含まれる。預言者には、ムハンマドの他に、ノア・イエス・モーセなども含まれる。善行を記録する天使と、悪行を記録する天使が肩に乗っていると考える。
- 五行とは、信仰告白・礼拝・喜捨・断食・メッカ巡礼。行動に移すことを重視。1日5回の礼拝は、生活から離れて神様と精神的に繋がる時間。リラックス・リフレッシュの側面もある。
- イスラーム法には5つの範疇:義務・推奨・許可・忌避・禁止がある。殺人・飲酒・豚肉食は「禁止」、礼拝・断食・喜捨は「義務」の範疇に入る。ハラールは「許可」の意味。
- 服装:人間は弱いので、誘惑に負けないよう、美しい場所は隠しておく。
- イスラームの中の多様性:国・出身地や家庭によって、ルールの運用は多様。
- イスラームの魅力:弱い者・困っている人を助けるのは当たり前(助けてもらうのも当たり前)と考える。分け隔てなく(服装もその表れ)、そして分かち合う(喜捨)。おもてなし精神が強い(友達の友達は友達)。
- 日本の中のムスリム:推定17万人(日本人4万人を含む)。第二世代以降のムスリムも推定約2万人。約半数は関東地方に住んでいる。東海、近畿がそれに続く。定住傾向が強まっている。
- 日本の中のモスク(イスラム教の礼拝所・アラビア語ではマスジド):34都道府県に81箇所(2014年11月現在)。半数近くは関東にある。礼拝の他に、コーランやアラビア語の学習会も。災害支援活動を積極的に行うモスクもある。
- 日本に暮らすムスリムの子どもたち:推計2万5千人以上いる。
- 日本での生活で抱える課題:ハラールフードの確保、給食への対応、礼拝の場所、ラマダン中の学校行事、イスラームに対する偏見等。ゼラチンは豚由来、アルコール入りの醤油がある、豚エキスの入ったポテトチップスがある、漢字による食品成分表示は難しい。
- より良い社会を作るために:具体的な出会い・対話が重要。情報を鵜呑みにしない。多角的に物事を捉える力が重要。
- イスラームをよく知るためのオススメ資料:『サトコとナダ』はネット上で読める漫画。アメリカの大学に留学しルームシェアすることになった日本人とエジプト人が主人公。335話あるが、面白いのでどんどん読んでしまう。他に『となりのイスラム』『日本の中でイスラム教を信じる』『お隣のイスラームー日本に暮らすムスリムに会いに行く』が紹介されていた。
2)大阪茨木モスク訪問
①モスクの指導者イマームのお話
②モスクに通うエジプトからの留学生2人のお話
徒歩約10分のところにあるモスクに移動。住宅街にあり、外見も少し大きめの民家です。上は袖付きの服、下は長ズボンの服装であることを確認して、玄関で靴を脱いで一階の広間に入らせていただきました。普段は、1階は男性の礼拝所、女性は2階を礼拝所としているとのことでした。
①モスクの指導者イマームからは、大阪大学の留学生が多いことからこのモスクが作られたこと、聖地巡礼の様子、ラマダン明けの食事会の様子などを教えていただきました。また、コーランの一節を朗読していただいたり、デーツ(ナツメヤシのドライフルーツ)をごちそうになったりもしました。
②モスクに通うエジプトからの留学生2人からは、研究室での礼拝の時間の様子、エジプトではどう男女が出会うのか、モスクに来ると懐かしい食べ物が手に入ることなど、経験を通したお話をとても美しい日本語で聞かせていただきました。
3)コリア国際学園(KIS)について知る&在校生の思いと経験に学ぶ
①卒業生・佐藤芙優子さん(Fiji留学、写真展、大学での活動)
②KIS+千里高校の高校2年生(哲学カフェの活動の紹介)
③交流会
再度KISに戻り、昼食をとったあと3つ目のセッションを始めました。
①佐藤芙優子さんは今年、KISを卒業し、現在は慶應義塾大学の看護医療学部に在籍中です。この時間のために夜行バスで大阪に戻ってきてくれました。
佐藤さんは、
- フィジーにあるKISの姉妹校に留学したこと
- 高校在学中にクラウドファンディングで資金を集めてマイノリティーとされる人の個々人の人柄に焦点を合わせた写真展を開いたこと
- フィジーの同い年の友達から子どもができて学業を続けられなくなったと聞いたこと
- 「若くして母親になるため夢を諦めないといけない女性や生まれる環境が違うだけで亡くなってしまう命を無くしたい。しかし、自分には経験・知識・技術のどれもがない。」という思いを持ったこと
- 助産師の資格を取るために大学を選んだこと
- 助産師のインターンとして働くためアフリカのガーナに6週間行くことにしたこと
- 「どの視点に立ち、誰を守りたいのか」=自分の軸を見定めるために行動していること
…を話され、そして「みなさんの軸は何ですか?」という問いを投げかけられました。
②次に、KISと千里高校の2年生5人が、KISの学生が主催している「哲学カフェ」の活動を次のように紹介してくれました。
- 哲学カフェは、「国籍年齢に関係なく誰でも歓迎し、テーマ(人生・人はどうして悩むのか等)に沿って自由に、時にはゆるく、時には深く話し合う場」。
- 今年の春休みに「高校生のためのお泊り哲学カフェ」が高校生10名、サポーター7名で実施された。1日目はアイスブレーキングのあと、ドキュメンタリー映画『蒼のシンフォニー』を鑑賞、朝鮮民主主義人民共和国について話した。2日目は、慰安婦問題についてのレクチャーを聞いたあと、話し合いをした。
- 得られること:共感、自分の考えへの気づき、新しい考えを知る、影響を与え・与えられる
「高校生のためのお泊り哲学カフェ」には、報告してくれた2人を含む3人が千里高校から参加しました。
- 国籍や年齢の違う人とゆるく・深く話をできたのがとてもよかった。
- 日本の学校では慰安婦問題が簡単にしか触れられていない。
- 逆に朝鮮の人たちは拉致問題について知らされていない。
- 育った背景や年齢層によって韓国・朝鮮に対する見方が異なる。
- これらについてさらに知り、知ったことを広く伝えていきたいと思った。
とふたりは報告してくれました。
③最後の交流の時間では、まずKISでの教育の紹介と報告をしてくれた2年生5人の自己紹介を聞きました。そのあと、参加者3、4人の班の中に本校とKISの2年生5人が分かれて入って、小人数での質疑応答を行いました。
- 多くの言語を知っているとそれだけ友達を作るツールが増える。
- 言語を学ぶには果敢にチェレンジすることが大切。
- いくつも夢を持って良い、失敗は成功のもとと考えると、将来設計についてのあせりが消えた。
- 夢はコロコロ変わってもよい。その時々でこれと思うものに打ち込んだら良い。
- チャレンジする中で自分の得意なこともわかる。
- 「大胆さは才能であり、力であり、魔法である」という座右の銘が印象に残った。
- 経験を伝えるのは、難しいが、楽しい。(2年生)
- 韓国に興味を持ってくれているのが嬉しい。(2年生)
といった感想を述べていました。
4)今日のふりかえり
午前・午後それぞれのプログラムについて、新しく学んだこと、疑問に思ったことを付箋に書き出しグループごとにまとめました。
最後に全員でKISの正門で集合写真を撮りました。
参加生徒は、夢や挑戦についてたくさんの刺激をもらったように思われます。解散後には、何人もの参加者がKISの2年生と連絡先の交換をしていました。今後も両校の草の根の交流が広がって、両校の生徒の世界が広がることを期待しています。
3日目のプログラムは…
①ダイバーシティー・クイズ
②「言葉が分からない」体験
③ロールプレイ「大阪観光に出かけよう!」
2)「国際社会の一員になるとは?」グループワークでの発表準備
3) グループ発表
4) 発表へのフィードバックと講義「グローバルリーダーとは?」
5) 各グループ毎に学習報告の作成
でした。
1) 「ダイバーシティって何だろう?」ワークショップ
①ダイバーシティー・クイズ
ダイバーシティーに関するYes/Noクイズをしました。「世界では学校は4月から始まる国・地域が多い」「大阪市には外国籍の人口が20%以上の区がある」などの質問に参加者は迷いながらも自分の思う答えの方へ移動していました。 日本には外国にルーツを持つ人がいることを再確認する活動です。
②「言葉が分からない」体験
「もしも知らない言葉の国で地震が起こったら」というシュミレーションゲームをしました。 言葉が分からない体験を通して、日本にいる日本語があまり分からない人たちに対してどう接すればよいのか、それを考える前提として世の中には多様な人が暮らしていることを想定しなければならないということを体感する活動です。
③ロールプレイ「大阪観光に出かけよう!」
参加者全員はある役割(高校生・留学生・おばあさん・耳の聞えない人・車椅子に乗っている人など)が与えられます。その中からリーダーを決め、大阪の観光プランをグループメンバーと話し合いながら考えました。 車椅子に乗っている人や耳が聞えない人が楽しめそうな場所、食べ物の好みや宗教上の配慮などを考えながら、みんなが楽しめるのはどのような場所だろうかと創意工夫していました。様々な人の立場になって意見を聞き、それをまとめる大変さを体験しました。
2) 3日間をふりかえって
各グループで「国際社会の一員になるとは?」について、3日間をふりかえって考えました。出された意見は、マグネットシートに書き出していきました。
3) グループ発表「国際社会の一員になるとは?」
- グループの話し合いを通して高校生でさえ自分と意見が違うことを感じた。
- 世界に出るともっと違う。違いを受け入れられることが大切。
- 佐藤さんの話を聞いて思った。何事も失敗を恐れずチャレンジすることが大切。
- KISやモスクに行って、知らない事がたくさんあるとわかった。知ることが大切。
...などの意見が出ました。
4) フィードバックと講義「グローバルリーダーとは?」
元国連女性開発基金(現UN Women)職員の三輪敦子さん(ヒューライツ大阪所長)に、国際的なリーダーに求められる資質について、グループ発表へのフィードバックも含めて、ご自身の経験を紹介しながら話していただきました。
参加者を勇気づけ、元気が出るメッセージをいただくことができました。
主な内容を紹介します。
- 自己紹介…民間企業に勤めた後、次第に女性問題とアジアの関係に関心を寄せるようになり、英国で「ジェンダーと開発」について学ぶ。様々な場所で人権活動をする。
- 何に貢献したいか?…マララさんやUN親善大使エマ・ワトソンさんのスピーチを紹介。
- 日本社会の最大の問題は?…少子高齢化とジェンダー問題(ジェンダーに基づく偏見や不平等などの問題)。男女の格差を示すジェンダーギャップ指数が日本は114位!年々下がってきていることは先進国の中でもひどい結果。
- 三輪さんの世界への貢献…2018年、”The future is feminist”と題したWomen 7に参加。この会議での成果を日本に広めることが世界への貢献のひとつ。物事を進めるにはリーダーが必要。リーダーは仕事を通じて作られる→誰にでもなれる!リーダーシップを育むには失敗から学ぶ。
- 21世紀型リーダー…トップダウンではなくボトムアップ。コンセンサス重視。ここにいない人のことを考える。
- グローカルに考え行動する…何をしたいのか常に考えて行動する。夢がかなわなくても時間はかかっても追い続けて欲しい。
- 国際的リーダーに求められるもの…好奇心・常に学ぶ心・繊細さ・広い視野・相手の立場に立って展開を見通せる想像力・何をすればいいかを構想できる創造力・それを実現できる調整力
5) グループ毎に学習報告の作成
グループで分担してこの3日間で学んだことをまとめています。このまとめを使って、10月から始まる課題研究「探究基礎」の最初の時間に、今回の経験をクラスで報告します。
《引率教員から》
この研修は、国際文化科1年生4クラスの人に呼びかけて、20名強の人が参加してくれました。毎日クラス混成のグループになるよう座席指定しています。2日目のこの日は、緊張がほぐれてきたようで、「何か質問は?」の問いかけに、たくさん手が上がっていました。いいことですね。手を挙げて発言すると、講師との一対一の対話ができます。1対20で聞いているのとはまるで違う時間を体験できたと思います。
《参加者アンケートから》
Q1 あなたの「世界」は、どのような点で広がりましたか。
- 日本の問題にしか目を向けていなかったけど、今回の研修に参加して、世界の問題について知れたので、国際的課題に目を向けようと思った。
- 身近にモスクやコリア系の学校があるのだなと思った。
- KISの人達との交流で、夢ややりたいこと、考えなどがしっかりしていて、自分も深く考えることができた。
- 宗教、国、言語など、自分が知らないことを新しく知っていくことができた。
- 日本人としての考え方だけで判断するということではなく、色々な視点・立場に立って、物事を考えるということを理解した。
- 実際に世界に出て働いている方に会うことができ、自分の夢だったものが一歩現実に近づいたように思った。
- 今までの特定の国や宗教に対する見方は自分の主観が中心だったが、その国や地域に関わる人の主観も視野に入れられるようになった点。
- 今まで知らなかった宗教や様々なルーツを持った人々や権利のことを知ることによって、今まで見てきたものが少し違う見え方をした。
- イメージとか想像とか第一印象で人の性格や国籍を決めてしまうのは良くないことだと思った。色々な国の人と関われたのが良かった。
- 実際に国際的に活躍している方々の話を聞き、その考え方に共感ができた点。
- 今まで知らなかったこととか、知ろうとしてこなかったこととかにも興味を持つようになった点。偏見を持っていたことへ偏見がなくなった点。
- 今まで、軽い気持ちでぼんやりと「留学したいな」と考えていたけれど、今回の研修をきっかけに、本気で留学をしたいと思うようになった。あと今までだと、アメリカなどメジャーな国しか頭になかったけど、沢山の国を知ることで、視野が広がったと感じた。
Q2 あなたが生きて行く上で「勉強になった」と思うことはどんなことですか。
- 世界には色々な人がいて、共存している。→互いに尊重しながら、視野を広げることが大切。
- 自分の持つ権利を知ることもできた。
- ネパール語で名前を書けるようになった。
- “自分がやりたいこと”について深く考え、それに向かって行動するべきこと
- 人は様々な意見、考えを持っているので、偏見やうわさなど人の意見に流されないようにしないといけないということを特に勉強できた。
- イスラム教はテロなどのイメージが強く悪い印象が強かったけど、話を聞いていたらイスラム教が悪いわけではなかった。
- 自分の意見、意志を持つことはすごく大切なことだと気づきました。
- 海外にルーツを持つ高校生から話を聞けたこと
- 世界には様々な立場の人がいて、様々な宗教を信じている人がいることを知れてどの人々にも同じ権利があるということ
- 自分にある人権を知るべきだということ。ボランティアなどに自ら行っている人を見て、挑戦してみることの重要性を学んだ。
- イスラム教についての知識が知れたこと
- 何にでもチャレンジする心が大切だということ
- 偏見を持たないで、自分から色々知ろうとすること
- 積極的に、失敗を恐れないで沢山チャレンジしたら良いということ
- 今回の研修でモスクに行くまでイスラム教はちょっと危なくて、悪いイメージしかなかったけど、ガラッと印象が変わって、すごく良い方向に考えが変わった。自分が体験し、学ぶことは大切だと思った。
Q3 グローバルに活躍する人が備えるべき資質について、あなたの考えを書いてください。
- 固定観念にとらわれずに「知ろう」「学ぼう」とする心
- 国によって人々の文化が違うということを理解し違いを受け入れること
- 体を丈夫に。お腹を崩しやすくない人
- 相手を尊重すること・沢山話し合って、様々な人の意見を取り入れること
- 少数派の意見に耳を傾けること・様々な状況を考え、対応策を編み出すこと
- リーダーシップを持ち、他人の意見を考え、聞き、まとめられる。
- 言語+αの力をつけている人
- 自分とは違う文化を受け入れることができ、積極的にコミュニケーションをすること
- 色々な人たちと出会い、考えなどを交換する。自分の意志をしっかり持っていて、人に影響を与え、与えられたりするが、流れることはない人
- 今ある問題について正しく理解し、その現状を広く知らせることができる資質
- 私が考えるグローバルに活躍する人は、他人のことを理解する姿勢を持ち、受け入れる人だと思う。そして他人を理解するにはその人を知ろうとすることが大事だと思った。
- 何事にも挑戦する勇気のある人が、グローバルで活躍していると思う。
- 国際問題を解決しようとする志
- 自分のやりたいことができるようにする英語力
- 様々な宗教や国について正確な知識を身につけ、偏見や差別という考えを少なくさせるよう行動すること
- 色々な立場の人間を知る。
- チャレンジ精神や責任感・周りのことへの関心
- 色々な視野とか、自分の意見をはっきりと持っていること
- コミュニケーションがとれること
- 自分の意志や努力次第でリーダーは務まる。